うちの蔵の玄米酒「むすひ」は発芽玄米で仕込みます。
玄米は水に漬けておくと芽が出る「生き物」なんやね
写真はその発芽した玄米。
大昔の先達も発芽玄米を「芽だし米」と呼び毎日の主食やお酒、味噌などの発酵醸造品に使った様です
まさに自分達の暮らしに欠かせないものです
ちなみに芽だし米でカモシタお酒を「クシ」と呼び人々を酔い「ヨイ」に導き、神に逢わせ
その発酵の生命力で病の癒しにも使われました
「クシ」は物事が変化するさま、精神的な変化「奇し」からきます
「クシ」が転じて「クスシ」になり薬「クスリ」の語源となります
昔の日本人はお米に生命の凝縮を感じそれを醸し溶かし開放したお酒に生命の躍動を見たのではないでしょうか
「酒は百薬の長」というのは本当だと思います
生きたお米と本当の発酵場で醸されるのであれば…
そんなお酒を目指したいし、また飲んでみたいものです